こんにちは。
日本美食脳アカデミー協会の高久恵美子です。
今日の内容は、PMS(月経前症候群)や生理痛で悩んでいる方へ、「あれ?もしかしたらこの辛い症状から解放されるのかもしれない?」という気づきにつながっていただければという想いを込めてお届けします。
過去のわたしが、PMSや生理痛の症状に苦しんできたので、そういう年齢のお子さんを持つ大人の皆さんにもぜひ聞いてほしい内容です。
なぜなら、小学校4年生の初潮から社会人時代までPMS・生理痛に苦しんだわたしが、「当時知っていたら・・・」と何度も思ったことでもあるからです。
ちなみにPMS(月経前症候群)とは、毎月の月経がスタートするに向けて体内で徐々に起こるホルモンバランスの変化に伴う症状です。
- 腰痛
- 倦怠感
- 頭痛
- 嘔気
- 腹痛
- 胸の張り感
- 不快なほどのむくみ
などの症状が主になります。
生理の症状としては
- 腹痛
- 腰痛
- 頭痛
- 嘔気
- 倦怠感
- 目眩
などが主で、これまで出会ってきた方の中には、救急車を呼ぶほどの重い症状に悩まれているケースもありました。
初潮を迎える年齢は、どんどん低年齢化しており、月経の期間が長ければ長いほど子宮系の疾患リスクが高まるとされています。
わたしが初潮を迎えたのは小学4年生の時。
学年で2番目の早さでした。
わたし達の親世代では、初潮を迎えるのは中学生以降がほとんどだったそうですが、養護教諭をしている友人達の話によれば、最近は小学校高学年でクラスの半数以上が初潮を迎えるということです。
わたし自身、初潮を迎えた頃からずっと、PMSと生理痛に悩まされ、鎮痛剤であるロキソニンやイブが手放せない生活を送ってきました。
ですが、それは「生理にはつきもの」の当たり前のこととしていたのです。
そして、それらの辛い症状と「食生活」が深く関連しているとはつゆ知らず・・・・でした。
そんなわたしが、PMSと生理痛を手放せたエピソードをお届けします。
目次
小学生の頃からのひどい生理痛・PMSから改善されたストーリー
ある時、当時通っていたヨガ教室のインストラクターに教えてもらった1冊がありました。
松田麻美子さんという方が書かれた「女性のためのナチュラルハイジーン」という本です。
どのような本かというと、松田麻美子さんという女性が、自身の体型や体調を崩しつつ人生を送る中で、30代という若さで子宮全摘をせざるを得なくなる状況になり、そこから自身の食生活を振り返っていったという内容です。
菜食主義を推奨する内容がメインになるのですが、正直なことをいうと、当時看護師として西洋医学にどっぷり浸かって働いてわたしにとって、その本に書かれていた内容は少しオカルトチックにも思えました。
ですが、松田麻美子さんの過去と、当時のわたしがあまりにも重なり過ぎる部分があり、書かれていた食事法に淡い期待を抱き、自分なりに初めてみたのです。
すると・・・・。
本に出会ったのが9月。
自分の食生活に取り入れ始めたのが10月。
そして11月のある日、わたしは「不正出血」をしたのです。
カレンダーを見ると、月経の日で間違いないのですが、PMSもない、生理痛もない月経など自分の中では考えられません。
その日、慌てて婦人科に受信しました。
ご丁寧に内診までしてくださった先生による診察結果は・・・・。
「うん、これは月経じゃない??」
幾分恥ずかしい気持ちと申し訳なさを感じつつも、病院からの帰路でわたしは大興奮です。
「小学生の頃から、ロキソニン・イブなしで月経を迎えたことなんてなかった!もしかして食事って本当に生理と大きく関係しているのかもしれない!すごいことを発見したかもしれない!」
そうしてその月。
本格的にローフードという食事療法を学びに行く決心をするのです。
今日は、その方法論について語る場ではないので、具体的な方法については別記事をお読みいただきたいのですが、わたしのPMSと生理痛を改善するに大きく寄与した食事改善が何かを簡単にご紹介すると
・乳製品の摂取量を大幅に控えたこと
・粗悪な質のオイルの摂取量を大幅に控えたこと
にあると考えています。
これら2つの食材がわたしの身体にもたらせたものは、痛みを引き起こす原因となるプロスタグランジンの可能性が大。
子供の頃からずっと、健康のためとヨーグルトは積極的に食べていましたし、生クリームなどの乳製品も大好き。
ポテチやチョコレート菓子などの粗悪な脂質系間食も大量に摂取する食習慣を持っていました。
もちろん今でも乳製品は特に大好きなので、カフェオレなど乳製品の摂取量が増えてくると、症状のぶり返しを感じることはあります。
体質改善された身体を維持するためには、食生活改善も維持していく必要があることを、今でも身体が教えてくれるので有り難いなぁと感じています。
ただ、「原因と考えられるものを抜く」だけだと、他に何を食べたらいいの?となりますよね。
先日、参考となる内容をメルマガ読者さんからメールでいただいたのでご紹介させていただきます。
高久先生、こんばんは。
○○と申します。
メルマガを読み始めて3年ほどになります。
嬉しい変化があったので報告したいと思いメールしました。
毎食サラダを食べる、タンパク質をしっかり食べる、レトルト食品はなるべく控えるを意識していたらなんと、何の前触れもなく生理が来たんです!
いつも生理前はイライラしたり、腰痛腹痛、胸の痛みに悩んでいたのですが、それもほとんどなく、鎮痛剤いらずで過ごせました。
いままで〇〇食べるだけで健康になる、とか色々試しては挫折していましたが、野菜とタンパク質を意識しただけでこんな嬉しい変化があるなんて食べ物のチカラってすごいですね!
これなら一生続けられます♡
まだまだカラダの悩みはあるのでこれからも高久先生のブログやメルマガを見て勉強続けていこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
○○さん、嬉しいご報告をありがとうございます!
ではでは、彼女の体質改善を手伝ってくれた方法を整理してみてみましょう。
とある女性のPMS・生理痛を改善してくれた方法論
1、悪いもの(原因と考えられているもの)を減らしていく
彼女の場合、レトルト食品。
彼女が、食事改善をする以前にどのくらいの摂取頻度だったかは不明ですが、粗悪な質のオイルもプロスタグランジンに大きく影響をしてきます。
ですが、「やめるもの」ばかりを意識すると、「では一体何を食べたらいいの?」という迷路に入り込んでしまい、途中で挫折しやすくなるので要注意。
彼女がうまく行った理由が次の2にあると考えています。
2、身体にとっていいものを積極的にとっていく
わたし達人間の身体には、栄養素とエネルギーが必要不可欠です。
それらを補うために毎回の食事が必要になるわけですね。
美食脳の食事法では、質のいい栄養素とエネルギーを確保していくために「野菜・タンパク質・炭水化物」は毎食摂取することをお勧めしています。
特に彼女が意識したというのが、「野菜・タンパク質」だそう。
こうやって、自分の身体のためになる食材にフォーカスをあてて一生懸命摂取しようとしていると、必然的に「身体にとって悪いもの」の量が抑えられるメリットがあります。
彼女の場合、これまでの食生活はさておき、身体の健康美づくりにおいてメリットの大きい「野菜・タンパク質」を意識して積極的に摂取したことにより、結果として身体に悪さをしていたものたちが必然的に摂取量低下につながったことが想像できます。
PMS・生理痛だろうと全ての体質改善でやることは同じ
さて、ここまでPMSと生理痛の改善例をお伝えしてきました。
今現在、PMSや生理痛で悩んでいる方に、改善の可能性を少しでも感じていただくこと、現在の食生活の見直しのきっかけになることが目的ではありますが、もう1つお伝えしたいことがあります。
それは、「結局、体質改善でやることはすべて同じ」ということ。
例えば、体質の不調となる症状は、わたしの過去ならば
- PMS、生理痛
- 風邪をひきやすい
- 頭痛、肩こりがひどい
- 便秘が当たり前
- むくみがひどい
- 肌荒れ
- ニキビ
などがありました。
これら、「不調」を引き起こすものこそ「身体を汚す食べ物たち」です。
体質改善を「毎日の食べ物」という観点で捉えるならば、やることはとてもシンプルなのです。
すべての症状において体質改善でやることは同じ
- まずは粗悪な食べ物の習慣を可能な限り減らしていくこと
- そして、身体を健康美に導いてくれる食べ物をしっかり摂取していくこと
この2つさえ意識できれば、するすると体質改善効果をどなたでも感じていけるはずです。
現に、辛いPMS・生理痛に悩んでいた方達も、PMS・生理痛の症状が改善されるだけではなく、その他に感じていた不調を手放すことにつながっている方がほとんどです。
そして、体質が改善して、代謝が上がってきた時から徐々に余分な脂肪が落ち始めるため、副産物的に余分な体重が落ちていく流れを体感されています。
まとめ: 過去、辛い症状に悩まされ、それを改善することができたわたしから最後にー。
PMSや生理痛でお悩みの方は、今の状況を作っている原因を取り除く行動ができれば、どなたでも十分に改善を迎えることができる可能性が高いですよ、ということです。
そして、生理を迎える女の子たちをサポートする身近な大人たちにも、「身体と食生活の関連性」を視野に入れた食生活サポートを見据えていただきたいのです。
さらには。
今、PMSや生理痛で悩んでいるならば、他にも体質でのお悩みを抱えていませんか?
食生活の乱れによる身体の炎症による症状は、PMS・生理痛だけではないはずだからです。
日常的に頭痛や肩こりを感じやすかったり、風邪をひきやすかったり、肌荒れしやすい、という自覚があれば、それは炎症体質といえます。
不快な症状は、命に関わらないことは放置しやすいのですが、気づいた時点で「自分の生活習慣で見直すことがあるよサイン」と振り返りのタイミングにしていただけたら嬉しいなぁと思います。
*追伸*
音声もアップしました!ぜひご視聴ください^ ^
一般社団法人日本美食脳アカデミー協会 代表理事 高久恵美子