グルテンフリーの効果は体調面でどう変わるの??

美食脳ラボ「グルテンフリーの効果は体調面でどう変わるの??」

セレブが火付け役となり、日本にも浸透しているグルテンフリーという言葉。
小麦アレルギー、グルテンアレルギーの人のみならず、実は多くの人に良い効果があるということをご存知ですか??
グルテンフリーの効果とは、わたし達の体調面でどのような変化を与えてくれるのか?についてみていきたいと思います。

最初に、こちらの記事もおすすめです。
「グルテンフリーとは何か?セレブがこぞって実践する食事法」

1、よく聞くグルテンフリーとグルテンアレルギー。今困っていない人は他人事だと思っていませんか?

よく聞くグルテンフリーとグルテンアレルギー。今困っていない人は他人事だと思っていませんか?

実は、年々増え続けているのが「グルテンアレルギー患者」。

といっても、グルテンアレルギーという言葉自体が日本に知られて歴史が浅いために、潜在的には原因不明の様々な症状に悩まされていた人たちも実はグルテンアレルギーであった可能性は否定できません。

また、グルテンとは小麦粉・ライ麦・大麦に含まれるタンパク質のことですが、欧米化の食生活に移り変わることで、特に小麦粉の摂取量が飛躍的に伸びたという食文化の推移も関係していることでしょう。

1−①受講生の多くが、そして筆者も感じるアレルギー症状

実は、グルテンアレルギーを自覚している人は、本当に食や健康美に対して常にアンテナを張っている一部の人たちだけです。

なぜなら、体調不良で受診する医療機関であっても、担当する医師がグルテンアレルギーについて知識と経験が豊富だとは言い難い現状があるからです。

なんとなく体調がすぐれない、すぐに下痢をする、いつも肩こりに悩まされている・・・。
病院に行ってもなかなか良くならなくて、そのうち症状も消えるか、慢性的なものだと思い込んで諦めるか、のいずれになりやすいのです。

【食事記録と向き合うことでグルテンアレルギーに気づいたケース】

【食事記録と向き合うことでグルテンアレルギーに気づいたケース】

これは、当協会の受講生さんのケースです。

「たまに下痢をすることがある」と言っていた女性。しかし、腹痛があるわけでもないし、ひどい下痢が続くわけではないので、長年気にすることはなかったそうです。

ところが、体質改善目的のために食事記録をつけてもらうと・・・・。

「パンを食べた翌日は必ず下痢をすることに気づきました。」とのこと。
もちろん、アレルギー検査をしなければ確定的ではありません。
しかし、日常生活レベルにおいて、自分の体の特性を自覚して気をつけることができる意義はとても大きいものです。

1−②自分でグルテンアレルギーかどうかを見極める方法

ちなみに、アレルギー検査ですが、日本では保険診療外検査となります。種類も血液検査と遺伝子検査の2つがあり、精度としては遺伝子検査をオススメしますが、約3万円ほどかかります。

もし、自分が「グルテンアレルギーかも?」と思った場合は、この女性のような方法で食べ物と体質の記録を照らし合わせることである程度判断することが可能です。

まずは、2週間、グルテンを完全に絶ってみてください。その後、グルテンを摂取することで身体に起きる反応を観察する、というものです。
具体的な症状については、この後に記しますので参考にしてみてくださいね。

1−③筆者のケース

わたしは、仕事柄ももちろん、自分の食生活には自信を持っている方でした。

美食脳でも、小麦粉類の食事は「身体を汚す食事」としてリカバリー対象としているので、日常生活においても積極的には摂取をすることはありません。(たまのパン食や、お友達とのケーキタイムが存分に楽しみます。)

数年前、ハワイに行った時のことです。朝食で、ハワイさながらのパンケーキを美味しくいただきました。

【食事記録と向き合うことでグルテンアレルギーに気づいたケース】

その後、ホテルのプールサイドでゆっくりしようと水着に着替えた自分の姿を鏡でみたところ・・・。
背中に真っ赤な吹き出物が多数出ていたのです。確実に、朝食前にはなかったもの。

その反応が出るまでにはものの数時間程度でした。

その頃から、自分の小麦粉に対するアレルギーを疑うようになり、現時点では、海外の小麦粉使用のお菓子やパン類において、吹き出物ができることを繰り返して自覚しています。

機会があれば、遺伝子検査でも受けてみようかなとは思いますが、わたしの場合、重篤なアレルギー症状ではないため、日常生活で気をつける、程度にとどめています。

2、こんな症状があったらグルテンアレルギーを疑おう

グルテンアレルギーのうち、重度のグルテンアレルギーを「セリアック病」といいます。グルテンにより、小腸がダメージを受けることで、栄養吸収ができなくなる深刻な状況といえます。

また、グルテン摂取により何らかの体調不良が出るアレルギーのことを「グルテン過敏症」と呼びます。

セリアック病グルテン過敏症も、グルテンを摂取すると腸の免疫システムがグルテンを異物と認識して過剰に反応し炎症を起こします。

それが、以下のような様々な症状を引き起こします。

  • □パンやパスタなどを食べた当日、もしくは翌日に下痢をしやすい
  • □小麦粉を使ったパンや麺類、クッキー、マフィンなどが常に食べたくてやめられない
  • □ニキビができやすい体質
  • □口内炎、口角炎ができやすい
  • □感情の起伏が激しい
  • □落ち込やすい
  • □生理痛やPMS(月経前症候群)が重くて辛い
  • □アトピーや喘息などのアレルギー持ち
  • □偏頭痛持ち
  • □肩こり、腰痛が改善しない
  • □疲れやすさがひどい
  • □ボーッとしやすく集中力がない

 

3、グルテンフリーの効果は体調面でこう出る

グルテンフリーの効果は体調面でこう出る

日本では、グルテンアレルギーについての歴史がまだ浅いため、実際はグルテン過敏症である潜在患者数はかなり多い可能性は否定できません。
実際、わたし自身も、わたしの周りにも多いから、という憶測ではありますが。

実際に、グルテンフリー生活をしてみると、その効果は体調面としてどのように出てくるのでしょうか?

単純に考えて、上記の「グルテンアレルギー症状」が気にならなくなったりします。

  • 下痢の症状が落ち着いてきた
  • 小麦粉類をさほど欲さなくなってきた
  • ニキビが改善した
  • 口内炎、口角炎の頻度が減った
  • 感情のコントロールがしやすくなり、穏やかになってきた
  • ひどい生理痛やPMS(月経前症候群)の症状から解放された
  • アトピーや喘息などのアレルギー症状が改善した
  • 偏頭痛が気にならなくなった
  • 肩こり、腰痛が改善した
  • 慢性的な疲労感から解放された
  • 集中力がキープできるようになった

これらも、自分の身体と食事と向き合うから気づけること。ぜひ、簡易的な方法として、食事記録をつけてみてください。その時に、体調面やメンタル面の記録も残しておくとなお良いですね!

こちらの記事でも併せて復習できます。
「グルテンフリーとは何か?セレブがこぞって実践する食事法」

まとめ

これからもっともっと注目されてくるであろう「グルテンフリー」と「グルテンアレルギー」という言葉。
何よりも大事なのは、自分の現状を自分できちんと把握し、危険を回避できる能力を持ち合わせることです。
食文化の多様性により、口にするものの種類も増えています。
お楽しみが増えるばかりならいいのですが、その副作用も必ずしもゼロではないということを、まずは大人が気づかなければなりませんね。
とくに子供達は、「おいしいもの」「目新しいもの」「かわいいもの」「流行りのもの」はなんでも「善」として判断します。
大人が知ってこそ、それらの良し悪しを日常的に伝えることが可能になります。
まずは大人が賢くなること。そのために、美食脳ラボが少しでもお役に立てるよう、これからも良いコラムをお届けしてまいります。

《コラム担当:(社)日本美食脳アカデミー協会代表理事 高久恵美子》