「ダイエット=サラダチキン」だけではデメリット!タンパク質を楽しく食べて痩せる食事術

ダイエットを始めようと思ったら、朝昼晩とサラダチキン。
コンビニでご飯を買うとなったらとりあえずサラダチキン。

こんな風に、食べて痩せるダイエット=サラダチキン。
というイメージがどうしても定着しがちですが・・・・。

実は、ダイエットを楽しく簡単に成功させたいなら、サラダチキン頼みだけではもったいない!

というわけで今回は、

  • 市販のサラダチキン生活だけのデメリット
  • 食べて痩せるためにオススメしたい!タンパク質を楽しく食べて痩せる食事術

についてお届けします。

市販のサラダチキン生活だけのデメリット

1、塩分の摂取量が増える可能性大

サラダチキンはあくまでも加工品です。
コンビニやスーパーで売られているサラダチキンの裏面を見てみてください。
多くの商品に知らない日常生活ではあまり聞きなれない原材料名が記載されているはずです。

  • 塩化カリウム
  • リン酸ナトリウム

は人工的に製造された塩です。

食品の味付けに使われたり、肉を柔らかくする目的で広く使われています。

様々な味付けのサラダチキンが増えるにつれて、塩味が強いものも増えていてもおかしくないですよね。
塩分の摂り過ぎは、高血圧をはじめとした生活習慣病の原因になります。

若いから、と安心せず、毎年の健康診断の血圧・採血結果の数値変化をしっかり把握していくことをオススメいたします!
(ちなみにですが、当協会の相談案件において、40代の血圧上昇事例が増えています!医療機関での血圧測定で収縮期血圧120以上、拡張期血圧81以上の場合は「正常高値血圧」と呼ばれます。130/80 と測定されたら立派な高血圧です。)

2、加工食品につき食品添加物が使用されている

繰り返しますが、サラダチキンは立派な加工食品です。

加工食品とは、素材に加工をすることで、品質保持による安全性を与え、栄養素の改善や、味付け・香り・色を向上させることによって嗜好性を向上する目的があります。

上記にあった

  • 塩化カリウム
  • リン酸ナトリウム

ももちろん立派な食品添加物です。

食品添加物が存在するからこそ、豊かな食文化が発展していることは間違い無いので、感謝すべき点もあります。
また日本では、食品衛生法によって使用可能な添加物や量が定められており、健康に害を及ぼす可能性は低いとされています。

ですが、あくまでも人工的なものである、ということを頭に入れた上で頼ることが大切です。

市販のサラダチキンに頼るメリット

さて、デメリットについてご理解いただいた上で、「時間が無い時は文明の産物に頼る」という臨機応変さは大切!
というわけで、今度はサラダチキンのメリットについてもみていきましょう。

1、必要量のタンパク質を確保しやすい

サラダチキンとして主に使われるのは鶏胸肉やささみ部位で、タンパク質を豊富に摂取できます。
例えば、鶏胸肉100g(皮なし)あたりだと、含まれるタンパク質はおよそ22g前後。
体重50kgの人において、1食で摂取したいタンパク質量は最低でも20gになるので、サラダチキン1つをおかずに入れ込むだけでクリアされるのです。

2、様々な味が楽しめる

鶏胸肉やささみ肉は脂質が少ない分、やや味が淡白だったり、パサつきやすい特徴があります。
そこを解決し、「様々な味と柔らかさの実現・飽きさせない工夫」をしてくれているのはまさに企業努力といえるでしょう。

体を構成するタンパク質は日々合成と分解を繰り返しており、日々、食事からのタンパク質摂取を必要としています。
したがって毎日コンスタントに食事からタンパク質を補う必要があります。
楽しみながら継続するための1つのアイテムとして、時にサラダチキンに頼るのもアリと考えられますね。

食べて痩せるためにオススメしたい!タンパク質を楽しく食べて痩せる食事術

1、摂取カロリーを減らすだけではダメ

「食べて痩せる」ためには身体にメリットのある食材を満遍なく食べることが必要です。
低脂質・高タンパク質のサラダチキンではありますが、原材料である鶏肉は、糖質・食物繊維・ビタミンCDE・脂質が圧倒的に不足します。
糖質・脂質を圧倒的に減らせばダイエットできるのは間違いないですが、続けていくと

  • お肌がカサカサになる
  • 疲れやすくなる
  • 精神状態が不安定になる(イライラや不安が強くなる)
  • 生理不順になる

という懸念があります。

女性が美しく健康的であるためには、ツヤ感も大切。
ダイエットで敬遠されがちな糖質・脂質も大切な栄養素になるので、主食やオイル類もしっかり摂取していきましょう。

2、食べて痩せる組み合わせのコツ

ダイエット中だからといって、サラダチキンだけをかじる・・・という食生活はガス欠状態の身体をつくり、代謝が落ちて痩せにくくなる原因になります。

適度な糖質・脂質を摂取すること。
そして食事の満足度を上げてくれるだけではなく、ビタミン・ミネラル・食物繊維豊富な野菜を摂取することで、「美しく健康的に食べて痩せる」が叶っていきます。

1回の食事において、

  • タンパク質→肉、魚、卵、大豆製品
  • 糖質→米、玄米などの主食
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維→野菜サラダ、野菜スープ
  • 脂質→サラダにオイルドレッシングをかける、タンパク質の種類を変える

これらのことを意識すると、「美しく健康的に食べて痩せる」が叶いやすくなります。

タンパク質は、肉屋魚において、脂身を抜いた重さ100g程度の量を摂取することを意識すれば、大体20ー22g前後のタンパク質を確保できます。

本日のまとめ

サラダチキンのみではなく、牛肉やラム肉、お刺身など、様々な種類のタンパク質を食べることで、食事内容が豊かになることでダイエットも楽しく継続できます。

菜食主義生活を2年半継続した私だからこそ、声を大にしてお伝えしたいことは、「美しく健康的に食べて痩せる」ためには身体にメリットのある食材を満遍なく食べることが必要、ということ。

このことを逆手にとって、豊かな食生活を楽しみながら美しさと健康とを手に入れていきましょう!

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プロフィール
代表理事 高久恵美子
日本美食脳アカデミー協会代表理事 高久恵美子カロリー計算・g計算不要。しっかり食べてキレイになる食事法を推奨する看護師/保健師。
「毎日の食は、わたし達の味方である」ということを、栄養学とは異なった観点で、ワーキングウーマンやダイエットを繰り返してきた人に教えています。FB   詳しいプロフィール お問い合わせこの著者の記事


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