大気が乾燥する季節は、空気が肌に触れるだけで乾燥するのに、さらには暖房の影響でお肌の乾燥はさらに悪化していきます。そんな時、化粧品などのアウタービューティーでの対処も必須ですが、まずは、肌細胞に潤いを持たせる食事を積極的に取り入れていくことも効果てきめんです。
これまでも、食事を改善したことにより「すねの白い粉ふきがなくなった!」「お肌がつっぱらなくなった!」とのお声をいただいています。
肌細胞をつくるのは、紛れもなく毎日の食事から。ぜひ、お試しくださいね。
目次
1、乾燥肌になってしまう原因とは?
乾燥肌は、年齢や季節により少なからず影響を受けるもの。ですが、原因を理解すると自分で攻略できる手立てが見つかりそうです。
1-1、偏った食生活やダイエット

うるおいのある肌をつくるためには、ターンオーバーが正常に機能していることが重要です。
ターンオーバーは、約28日周期で行われており、この周期があることによって、古くなった角質層をそぎ落とし、うるおいある新しい細胞で肌を再生していきます。
効果を実感したいならば、心を決めて約28日間は食生活バランスを意識すると良いでしょう。
1-2、ヘルシーすぎる食生活

20代ー30代の若い女性に多いのが、「野菜中心の食生活をしているのに、乾燥肌が改善しない」というものです。
野菜がもつ栄養は、もちろん美肌づくりには欠かせないものですが、野菜がもつ栄養だけでは不足します。とくに、脂質やタンパク質といった、うるおいに対する働きが不足する傾向があります。
食事はバランスが大切です。質の良い、バランスのとれた食生活は、私達を太らせるものではありませんので、数年後のうるおった健康美人のためにも、食事バランスを意識していきましょう。
2、乾燥肌をつくるNGな食事習慣
肌と腸は密接につながっていますし、肌細胞は毎日の食事によってつくられます。
つまり、腸を汚すような食事習慣や、肌細胞づくりに必要な栄養を含まない食事習慣が続いていると、乾燥肌になっていくのは当然の結果と考えるべきでしょう。
2-1、インスタント食品・ファーストフードをよく食べる

インスタント食品・ファーストフードは、質の悪い油や添加物が多く含まれると考えましょう。
もちろん、たまに楽しむ分には良いとしてあげるのはOKですが、「体に負担をかけている」ということと「体に必要な栄養は不足している」ということをしっかり頭にいれて、前後の食事でそれをカバーしてあげる食事を選んであげることが大切です。
インスタント食品・ファーストフードを好む食生活で不足しているものは、
《食物繊維》
腸内環境をキレイに保つのに役立ちます。食物繊維が不足すると、ニキビや便秘にもつながります。
《タンパク質》
インスタント食品やファーストフードの原材料の多くは、乾燥肌を改善するのに必要な量のタンパク質を含まないことがほとんどです。
例えば、レンジでチンのパスタをみてみましょう。
多少の野菜やキノコ類、ベーコンが含まれますが、量としてはごく少量。しかも、ベーコンの多くはタンパク質というより加工食品とみなすのがベターです。
インスタント食品やファーストフードメインの食事習慣を送っていては、うるおいのある美肌づくりをするためのタンパク質量の確保はできていない、と捉えてください。
《質のいいオイル》
インスタント食品・ファーストフードに多く使われるオイルは、オメガ6と呼ばれる種類のものがメインになります。オメガ6も、体の中で合成されることはないため、食事からの摂取は必要不可欠ではありますが現代人は不規則な食生活によりオメガ6を過剰に摂取しすぎているというデータが出ています。
オメガ6を過剰に摂取すると、ニキビや疲労感のほかに、動脈硬化やカラダの参加を引き起こします。
なるべく、自宅での調理を心がけ、外食をする際には素材を美味しく調理してくれるようなお店選びをすると良いでしょう。
2-2、甘いお菓子

クッキー、ケーキ、アイスクリーム、チョコレートなどの甘いお菓子には、「糖質・脂質」が多く含まれます。これらは体内を酸化させ、肌の糖化をも引き起こすため、肌がごわついたり、硬くなったりし、ターンオーバーを狂わせることによって乾燥肌を助長することにつながります。
3、乾燥肌を改善する食事の選び方
【タンパク質】

タンパク質は、私達のカラダの全身を作っているといっても過言ではありません。うるおいあるお肌の細胞をつくるには、タンパク質がもつアミノ酸が必要です。また、体内で合成されるコラーゲンも、タンパク質が原材料となるため、タンパク質が不足すると、肌のツヤやハリも低下していきます。
タンパク質を含む食事:肉料理、魚料理、卵料理、大豆を使用した料理
タンパク質は、体内にプールされるものの、常に食事から補われることによって上手に体内で活用される仕組みがあります。
うるおいのある美肌づくりのためにも、1日3回にわけて、コンスタントに摂取していきましょう。
【良質なオイル】

ダイエットをしている人の中には、オイルカットをしているケースも。
ですが、そういったダイエットをしている人たちのお悩みが、まさに乾燥肌なのです。
野菜中心のヘルシーな食生活をしているから、と自負し過ぎて、良質なオイルが不足してしまうと、乾燥肌を助長することになるので気をつけましょう。
良質なオイルは、細胞膜の材料となり、うるおいある健康的な肌づくりには欠かせません。
保湿効果も高めてくれるので、サラダや料理には積極的に使用していきましょう。
良質なオイル:サラダには、亜麻仁オイルやエゴマオイルを。魚料理からも負担少なく良質なオイルを摂取することが可能です。
サラダに使用していきたい亜麻仁オイルやエゴマオイルは、熱に弱く酸化しやすいため、加熱はせずにそのまま生でサラダドレッシングとしていただきましょう。
【野菜・果物を取り入れた食事】

野菜・果物には、美しい細胞をつくるために必要な要素を豊富に含みます。
ビタミン・ミネラル:健やかな細胞の再生を助ける役割があります。ターンオーバーを促進し、乾燥はもちろん、ニキビなどの肌荒れにも効果的です。
野菜:色の濃い野菜、根菜類など
果物:旬の果物
野菜は、毎食サラダと具沢山のスープやお味噌汁を入れることで、十分な量の確保が可能です。
果物は、空腹時のおやつとしておすすめです。おやつに栄養たっぷりの果物を取り入れることで、乾燥肌を助長するお菓子類を遠ざけることも可能になるので一石二鳥ですね!
まとめ
いかがでしたか?外気が乾燥する時期こそ、食事による乾燥肌の改善効果を実感しやすいものです。
ぜひ、食事バランスを整えて、様々な栄養を確保することでうるおいたっぷりのお肌を作っていってくださいね!