こんにちは。
日本美食農家アカデミー協会の高久恵美子です。
糖質オフがトレンドの昨今。
確かに「糖質の食べ過ぎ」や「糖質の質」によっては太ったり体調不良の原因になる可能性は高まりますが、糖質オフを意識するがために期待とは逆行した結果になる可能性も否めないのです。
今回は、糖質の中でも「お米」についてお伝えしていきます。
目次
新しいことを取り入れて「やった感」に酔っていた過去
まずはわたしの話をさせてください。
その昔、白米には「栄養がないし、糖質も高いしで、メリットがない」という知識を得ました。
それまで、自分の食生活に無頓着過ぎたが故に、体型も体調も崩していたのにも関わらず、そこは棚に上げて、斬新な知識に酔いしれていた時期がありました・・・。
それだけではなく、「お米を食べないわたしは最新でカッコイイ!」とさえ思い込んでいました・・・。
当時、今は亡き祖母が汗水たらして育ててくれた新米が東京の自宅に送られてきた豊かな環境にいたのにも関わらず、そのお米たちは消費されることなくたまっていく一方でした。
徐々に・・・・。白米が食べられないことより何より、祖母が作ってくれるお米を無駄にする人生を続けることに「NO」を感じたのです。
結果、わたしも、一緒に勉強をしたお仲間のみんなも、気兼ねなくお米を楽しんで体質改善を叶えてます。
そうなのです。
お米は食べて大丈夫!!!お米の魅力とは?
もちろん「量」を考慮する必要がありますが。
そこで今日は、改めてお米の魅力について振り返っていきましょう!!
お米の魅力
- 他の炭水化物に比べて、脂質が圧倒的に少ない(白米100g2%、食パン100g15%)
- パンや麺類に比べて咀嚼するので満足度アップ
- 糖質を摂取することで代謝アップにつながる
- ビタミン、ミネラル、食物繊維も摂取できる!(玄米に比べると数字は下がりますが、ゼロではないのですよ!)
- 他の炭水化物に比べてアレルギーを起こしにくい
- 脳のエネルギー源!勉強や仕事に集中しやすくなる!
- 食事で満たされることで間食減!!
お米を抜くと逆効果!!
- おかずの量が増えることで脂質・塩分などの過剰摂取につながりやすい
- 糖質欲しさに間食の量が増えがち
- 代謝が上がらず、より太りやすい体質へ
最も最悪なことはストレス発散したくなること
人間の三大欲求を無闇にガマンすると、ストレスが蓄積されていきます。
人間には秀逸な本能があり、「ストレスから自分を守る」システムが発動します。これは、主人を守るための防衛本能とも言えるのです。
例えば、学校でテストがあると急に腹痛が起こり欠席することになったり、嫌な上司がいると体調を崩して仕事に行けなくなったりするのも、防衛反応からなのですね。
糖質は、人間が生きていく上での重要なエネルギー源になります。
本来は身体に必要なはずの栄養素を極端に抜くことで、ストレスが溜まっていきます。
すると防衛反応が働き、「糖質食べたい!」という一揆が起こるのです。
これが暴飲暴食、というものです。
糖質不足により、糖質を無性に食べたくさせるわけです。
しかしながら問題はここからです。
糖質とは、「体に良い糖質」「体に悪い糖質」とありますが、どちらを食べるかべきかまでの判断も鈍らせます。
とにかく、いち早く、体内に糖質を補給したいので、手当たり次第目についたものを取り込もうとするのです。
糖質不足のところに、過剰な量の糖質が補給されると、体内では使いきれなかった糖質が過剰に余ることになります。
それら、余った糖質は体脂肪として蓄積されますので、より太りやすくなるのです。
本来身体に必要であるはずのものを、自然に逆らって排除していくと、その後もおかしなループができてしまうわけですね!
お米を食べると効果は最大化する
これまで、太らないために・・・とお米を抜いていた人たちがお米についての考えを見直すことで、
- 便秘が解消された
- 食べているのに体重が減っていった
- 間食が自然と減った
- 食事への満足度が上がり心が満たされている
- 外食でも寂しい気分にならなくなった
などの体感・心理面での変化を得ることができています。
もちろん、お米も「量」を考慮することは大切です。
【生活活動が低い方、筋肉量が少ない方】
白米:80g~100g前後を目安に
【生活活動が高い方、筋肉量が多い方】
白米:100g~150g前後を目安に
1日3食ベースに食事改善をしてみてください。
汁物や副菜に野菜料理をたっぷりと、さらにはメインに肉・魚などを用意することで、お米が持つ糖質との栄養素が複雑に影響しあって、より相乗効果が期待できるでしょう。
一般社団法人日本美食脳アカデミー協会 高久恵美子
関連コラム&動画はこちら
▼「ファスティングのメリット&デメリット、ファスティングをやめた理由」