いつも朝はヨーグルトとバナナ。
いつもランチは同じお弁当。
いつもサラダの野菜の材料は同じもの。
子どもにも、朝は欲しがるからトースト1枚。
こんな風に食べている食材が固定化されているとしたら、それは美容にも食育にも、かなりもったいないのです。
食材によって異なる栄養価
何かを食べれば、エネルギーや栄養素は確保できるし、胃腸は動いてくれるので代謝も上がるし、心も満たされます。だから、まずは「食べること」は第一条件です。
さらに、毎日の食事から美しさや健康という恩恵を得るならば、「ばっかり食べ」ではちょっともったいないのも事実!!
例えば、毎日野菜を食べている、という方の場合。
いつも食べるサラダのメインで使う葉物野菜が【玉レタス】だとしましょう。
先週購入したのも玉レタス。今日の買い物でも玉レタス。
栄養はしっかりあります。ビタミン、ミネラル、食物繊維・・・・。
美と健康に良いものばかり。
ですが、例えばビタミンの1種であるカロテンを見てみると・・・。
玉レタス 100gにつき 24μg
ロメインレタス100gにつき 510μg
サラダ菜 100gにつき 2200μg
という具合に、細かく見ていくと、数字の違いが必ず出てきます。
これは、様々な果物や野菜やたんぱく質などすべての食材で言えること。
食材はローテーションしていくこと
美食脳マイスターの皆さんには、食材はどんどん変えて世の中にあるいろんなものを楽しんで食べていきましょう!というお話を
しています。
サラダの材料であれば、
緑の葉物野菜:玉レタス、サラダ菜、ロメインレタス、グリーンリーフ、ルッコラ、ほうれん草、水菜、春菊など
トッピング:トマト、赤パプリカ、人参、大根、かいわれ、その他スプラウトなど
「旬」のものを意識していくのも、わかりやすい方法です。
果物の食べ方などは馴染み深いのではないでしょうか。
それぞれの季節に出回る果物は、旬であればあるほど得意な栄養素が育ちます。
春:いちご、柑橘類
夏:メロン、スイカ
秋:桃、ぶどう、梨、いちじく
冬:りんご、みかん
などがありますね。
これらをローテーションして楽しむことが、自然のサプリメントを取り込む秘訣。
買い出しでは、前回と同じ食材は購入しない
とはいえ、ついつい「使いやすいもの」「慣れているもの」を選びがちですよね。
そういう時は、思い切って「前回の買い物とは同じ食材は購入しない」と決めて楽しんでみてください。
案外、初めて買った野菜が、家族にヒットしたなどのお声も聞かれるものですよ。

日本美食脳アカデミー協会代表理事 高久恵美子カロリー計算・g計算不要。しっかり食べてキレイになる食事法を推奨する看護師/保健師。
「毎日の食は、わたし達の味方である」ということを、栄養学とは異なった観点で、ワーキングウーマンやダイエットを繰り返してきた人に教えています。FB 詳しいプロフィール お問い合わせこの著者の記事
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